2月23・24日の美ヶ原高原の様子
2008年2月23日24日の美ヶ原高原の様子をお知らせします。この日は日本列島が大荒れの天気でした。天気図を見ると等圧線の間隔が狭く、強風による被害もありました。そんな日の美ヶ原高原は、やはり強風で地吹雪がものすごかったです。
三城から登りたかったのですが悪天候のため断念し、王ヶ頭ホテルに宿泊するためホテルの送迎バスで美ヶ原高原に行くことができました。
王ヶ頭ホテル到着後、風が落ち着いたのを見計らって王ヶ鼻に行きました。悪天候のため王ヶ鼻には誰もいませんでした。行き帰りの道中も誰にも会うことはありませんでした。
石仏群も寒さに耐えています。写真ではわかりにくいかもしれませんが、王ヶ鼻の周囲の岩は雪をかぶりミルフィーユのように見えました。
午後5時過ぎに王ヶ頭ホテルの近くに戻って来るとものすごい勢いの風が吹きつけました。顔は目出帽をかぶっていても肌が出ているところは風と雪にたたきつけられ痛く、眼鏡の横からも風がビュービューと吹き込んできました。
翌2月24日。午前8時30分にホテルから写真撮影と霧氷観察をする人のために焼山付近に向けてバスが出発しました。天候は少しは落ち着いたように見えましたが、雪は降っていなくても雲は厚く、時々日が差し込んでも上空は強風のため目まぐるしく明るさが変化しました。
上の写真2点は同じ位置で撮影しましたが、ご覧のように風で舞い上がった雪で何も見えなくなることもありました。
前日から天候が荒れていたために霧氷がきれいについているのではないかと期待したのですがそれほどでもありませんでした。木に風が当たれば霧氷が出来るというわけではなく、湿った風と寒さと場所などの条件がそろわなければできないようでした。近い場所でも霧氷が出来ている木と出来ていない木があるのは不思議ですね。
午後1時ごろ松本の平地に戻って来ると風は強いものの青空が広がっていました。この2日間美ヶ原では天候に恵まれませんでしたが、機会があればまた美しい霧氷を見に行きたいものです。