乗鞍岳・ご来光バスに乗ってきました!

2018.7.15
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乗鞍岳・ご来光バスに乗ってきました!

この夏の3連休の初日の7月14日(土)から、今年も「乗鞍岳・ご来光バス」の運行がスタートしました! なので早速、第1便目に乗って天空の「ご来光」を拝みに行ってみました。

 

「乗鞍岳ご来光バス」とは、「ご来光」を見に行く専用のバスです! 早朝と言うか、まだ真っ暗なAM3:30に乗鞍観光センターを出発して行き、乗鞍エコーラインを登って、標高2716mの県境のバス停に4:30頃に到着!、そしてバスを降りたその場所からスグ「ご来光」を見る事が出来る素晴しいバスなのです! 「ご来光」は、通常であれば、何時間も登山をして山を登り、稜線に1泊して、次の朝に晴れていればやっと見る事が出来るという非常にありがたく美しい光景なのですが、ここ乗鞍高原では「ご来光バス」があるので、バスに乗ってご来光を見に行く事が出来るのです! バスに乗ってご来光を見に行く事が出来る場所は、日本中探しても他にはありません。 

朝、と言うよりは夜中の3:10頃、少し早めに。。。と思って観光センターの乗り場に行くと、もう既に長蛇の列ができていました!!・・・。写真には3台しか写っていませんが、最終的に初日は4台運行されました。天候に恵まれた三連休だったので、集中したようですね。 

 

 

このご来光バスは、日の出にあわせて発車時刻がズレていくのですが、7月22日(日)までは3:30観光センター前発です。50分ほどで県境ゲートにある「標高2716m」バス停に到着します。毎年この時期は、到着時刻と日の出の時刻の間が短いので、冷泉小屋あたりからは東の空の色が変わってくるのを眺めながら乗車していきます。この日は水色の空に、薄いピンクに染まった雲がたなびいて、優しい色でした。今回はバス停からすぐに登り始められる「大黒岳」に登って行き、山頂で拝むことにしました。

 

この日は雲海が出ていて、大黒岳に登る稜線ではご来光を待つ人たちが雲海の美しさに見惚れていました。 さっきまでは星空だったのに、東の空が一気に色付いてきます! 雲海が蓋をするように下界を覆ったおかげで、快晴の日よりも、染まる雲の色の変化を楽しむことができました。 そして大黒岳の山頂で、ご来光の瞬間を満喫できました〜! どこまでも歩いて行けそうなぐらい見事な雲海の彼方から、朝日が昇ってくる光景は、絵画のように美しく感動的でした!! 

 

ご来光直後に、大黒岳の北側の斜面に咲くコマクサの群生を見に行ってきました。朝日に照らされて透けるようにピンク色に輝くコマクサの花は、幻想的に綺麗な光景でした!

 

 

その後、日が上がってしまった後は、畳平のお花畑を見に行ってきました。今年の高山植物の花は咲き始めがとても早くて、もうすでにたくさんの花が咲き乱れていました。畳平のお花畑の木道は、1周=20分ぐらいです。

 

 

コチラは「チングルマ」の花です。このチングルマは秋になると綿毛になるのでとても面白い花です。手前の丸いのは「アオノツガザクラ」です。

 

そして、この真っ黒な花も高山植物の「クロユリ」です。とても貴重な高山植物の花なのです。

ご来光を拝んだ後は、登ってきたバスの折り返し便で下山することができます。来た時に降りた「標高2716m」バス停は、通常降車専用のバス停ですが、このご来光バスの折り返し便だけは乗車が可能となっています。そして、乗鞍高原の宿にお泊まりの方は、お宿の朝食(普通7〜8時くらい)を召し上がってから、チェックアウトすることができます。 ぜひ!このご来光専用の特別な「乗鞍岳・ご来光バス」に乗って、感動的なご来光の景色を見に行ってみて下さい。