雨中の乗鞍天空マラソン
2008年6月29日(日)に乗鞍高原で第3回乗鞍天空マラソンが開催されました。
あいにくの空模様で、朝から「この中を本当に走れるのか!?」と思ったほど激しい雨でした。安全のためにコースは短縮されたものの、関係者の努力で、無事、三本滝を9時半にスタート。
折り返し地点の冷泉小屋までの標高差約300m、全長12kmのコースを869人のランナーが走りました。カッパや傘(!?)を身につけている方が多かったですが、ランニングウェアだけでずぶぬれの人もたくさんいました。川のような道をくるぶしまで水に浸かって、走り抜ける途中、増水した沢を見て記念撮影する人なんかも…。
オリンピックにも出られた千葉真子さんを発見!カメラを向けると笑顔で手を振ってくださいました。ありがとうございます。
上位の方々の激走。走る、というより飛んでます。信じられないぐらいの猛スピード!
折り返し地点。ここでも、笑顔で記念撮影する、余裕?のランナーが。
ランナーの方に話を伺いました。「千葉から来ました。ホノルルマラソンでは、途中、雨の中を走ったこともあるが、ハワイなので暖かかった。こんな雨の中を走るのは初めての体験です。」
多くのランナーの方たちは、悪いコンディションにもめげず、めったに体験することが出来ない貴重な(!?)マラソン大会を楽しんでいました。でも、来年は、是非とも素晴らしい景色の乗鞍を駆け抜けて欲しいと思いました。
乗鞍天空マラソンの本来のコースは、空気の薄い高度2700mの地点まで、雪が数m残る間の道を、登山並みの標高差約1000mを駆け上がります。最高齢のランナーはなんと80歳前後。 2年前に始まったばかりですが、夏の時期に標高の高い高原を走れる珍しいマラソンとして、全国的に年々人気が出、今年は1270人もの方がエントリーされました。来年は規模を拡大して2000人規模の大会になる予定です。
【市民記者 石川・松尾】