松本のアンダーグランド 2016 夏
松本市は、人口約24万人都市で決して大きな街とは言えませんが、その規模の割には豊かな文化が薫るまちです。
ガク都松本と称して 音楽・山岳・学問の3つのガクをPRしています。
セイジオザワフェスティバル、信州大歌舞伎、まつもと市民芸術館・草間彌生さんのモニュメントが目をひく松本市美術館
松本クラフトフェアなど豊かな文化を育む素地があります。
そんな中、正統派とは別に所謂アンダーグランドも脈々と息づいているのも
文化があるまちの所以であるように思います。
◆アンダーグラウンド – Wikipediaより
「大衆的でない前衛的な文化(サブカルチャー)の総称。 アングラ。 アンダーグラウンド (文化)#文化としてのアンダーグラウンドを参照。」
この8月に二つの表現者たちのイベントが行われました。
ひとつは、「ナワテびっくり夏祭り」8月13・14日 ナワテ通り
夕暮れ前から通りを摩訶不思議なちんどん軍団が、通りを練り歩き祭りの始まりを知らせました。
コンサートの後は、「ナワテ音頭」などの盆踊り♪ 怪しげな音楽に多くの人が酔いしれ、踊りの輪に海外からの旅行者も入っていました。
もうひとつは、8月21日(日) ピカデリーホールで公演されたキムG一家公演「人生劇場 帰路ーかえりみちー」
かつて映画館だった「ピカデリーホール」は、閉館後松本市民の演劇の拠点になっています。
舞踏、演劇、音楽が混じり合いながらも、アンバランスな調和を生み出し見る者をくぎ付けにしていく時間でした。
かつて松本のアングラをひっぱてきた暗黒舞踏家「故 本木幸治」さんの培ってきた流れを、今も受け継がれていると感じた時間でした。
俳優で舞踏家の田中泯氏も、昔ナワテ通りで舞ったこともあったという話しも伺ったことがあります。
松本の文化の拠点のひとつ、まつもと市民芸術館芸術監督の串田 和美氏の経歴を見ますと
「1966年、斎藤憐、吉田日出子らとともに劇団自由劇場を結成(後にオンシアター自由劇場に改名)。
同時に地下小劇場アンダーグラウンド自由劇場設立。代表作である『上海バンスキング』(第14回紀伊國屋演劇賞団体賞受賞。」
8月31日から開催される屋外での芝居、串田ワールドを体感出来るのは楽しみです。
Flying Theatre 空中劇場 『遥かなるブルレスケ~ とんだ茶番劇』
日程:2016 年 8月 31 日(水 )~ 9月4日(日) 各日17:30開演
※開場は開演の30分前会場:信濃毎日新聞社新松本本社建設地[屋外]
(〒390 -0811 0811 松本市中央 松本市中央 松本市中央 2-20 -2)
*詳細は、こちらのイベント情報をご覧ください。