ダルマの人 百瀬正堂ー第3代松本市長のまなざしー
松本市立博物館で特別展
「ダルマノ人 百瀬正堂
ー第3代松本市長のまなざしー」
が始まりました。
オープニングはくすだまならぬダルマと垂れ幕。
こんな遊び心のあるオープニングもいいですね。
百瀬渡は松本市神田に生まれた政治家です。
長野県会議員、衆議院議員などを歴任し、
昭和15年から19年第3代松本市長
を務めました。
百瀬渡は正堂と言う雅号をもち、多くの絵を描き残しています。ダルマ絵の書き手としても有名です。
正堂は色紙や扇面にも 多くの絵を残しています。求められてササッと描いてあげたものでしょうか。豊かな表現力がうかがえます。しゃれてますよね。
入院中のことを描いている漫画や、松本館での宴会の様子の絵なんかもありました。
なかなかおもしろいです。
正堂はたくさんのコレクションもありますが、こんなかわいいコレクションもありました。奥に見えるのは矢立と筆ですね。これで、頼まれると描いていたのでしょうか。
選挙違反で投獄された時に獄中で書いた「狐窓録」には獄中川柳という漫画風のイラストもあります。
私が一番気に入ったのはこのダルマです。
七転八倒九起と描かれたダルマの絵。
博物館正面のくすだまの代わりのダルマも
この絵がモデルとか…!
立派なお髭を蓄えた百瀬渡は
「蒙古王」と言った呼び名でも呼ばれていました。
身長も180センチ以上あったようで 迫力ありますね。
面白い名刺がありました。
松本市埋橋神田と書いてあります。
埋橋に住んでいたのですが、
神田の生まれだったので勝手に
神田とつけてしまったようなのです。
まぁ、郵便もちゃんとついていたようなので
それでもよかったのでしょうね。
是非見に行ってみましょう。3月24日までです。