ダルマの人 百瀬正堂ー第3代松本市長のまなざしー

2013.2.10
47

 
  松本市立博物館で特別展
 「ダルマノ人 百瀬正堂
   ー第3代松本市長のまなざしー」
 が始まりました。
 オープニングはくすだまならぬダルマと垂れ幕。
 こんな遊び心のあるオープニングもいいですね。
 
 百瀬渡は松本市神田に生まれた政治家です。
 長野県会議員、衆議院議員などを歴任し、
 昭和15年から19年第3代松本市長
 を務めました。
 
 
百瀬渡は正堂と言う雅号をもち、多くの絵を描き残しています。ダルマ絵の書き手としても有名です。
正堂は色紙や扇面にも 多くの絵を残しています。求められてササッと描いてあげたものでしょうか。豊かな表現力がうかがえます。しゃれてますよね。

 
入院中のことを描いている漫画や、松本館での宴会の様子の絵なんかもありました。
なかなかおもしろいです。

正堂はたくさんのコレクションもありますが、こんなかわいいコレクションもありました。奥に見えるのは矢立と筆ですね。これで、頼まれると描いていたのでしょうか。

選挙違反で投獄された時に獄中で書いた「狐窓録」には獄中川柳という漫画風のイラストもあります。
 

私が一番気に入ったのはこのダルマです。
七転八倒九起と描かれたダルマの絵。
博物館正面のくすだまの代わりのダルマも
この絵がモデルとか…!
 

立派なお髭を蓄えた百瀬渡は 
「蒙古王」と言った呼び名でも呼ばれていました。
身長も180センチ以上あったようで 迫力ありますね。

 
面白い名刺がありました。
松本市埋橋神田と書いてあります。
埋橋に住んでいたのですが、
神田の生まれだったので勝手に
神田とつけてしまったようなのです。
まぁ、郵便もちゃんとついていたようなので
それでもよかったのでしょうね。
是非見に行ってみましょう。3月24日までです。