美ヶ原温泉

美ヶ原温泉の歴史は、遠く奈良時代初めにまで遡ります。
時の天武天皇が<束間の温湯>に行幸せんと、三野王に信濃の国の地形図を献上させた旨が「日本書紀」に記されていますが、この<束間の温湯>こそが、今の美ヶ原温泉なのです。
安土桃山から江戸時代には、松本を治めた歴代城主の保養所として経営される中、堀田氏が城主となった寛永、生保の頃に入浴施設として<山家茶屋>がつくられました。