松本市の北部(四賀地区)にある虚空蔵山(コクゾウサン)

県道３０３号線沿いを筑北村方面に向い四賀有機センターの看板を右に入り、
四賀有機センターを通りすぎたら、すぐに最初の登山口があります。
(虚空蔵山登山口は、四賀地区に何箇所あります。)

車道から、登山道を歩くと右手に赤松の林が見えます。
道沿いに上がると、炭焼き場に出ますので、そちらには行かずに写真左の看板の
ある登山道に進んでください。

山ツツジが登山道に彩りを添えています。下では満開ですが、上に登るとまだかわいらしいつぼみのままでした。

虚空蔵山は、頂上付近から見下ろせる里の景色と共に、赤松がとても見事な枝ぶりを楽しませてくれます。
写真右は、木の枝に泡にようなものがついています。
モリアオガエルの卵でしょうか？
　　
山の植物の楽しさは、変容にあります。
つぼみから咲いていく姿の変化を楽しめます。

頂上は、山城跡になります。約４０分で到着しました。
やわらかな雲が、ふわふわ浮かびのどかな５月の風が吹いてきました。
　
頂上から更に進んで下りて行くと山の中腹に、
洞窟をくり貫いた社が作られています。手前には岩に彫られた仏像があります。

水の信仰もあるこの地域には、大変おいしい湧き水も戴くことが出来ます。
下山は、別ルートで約１５分で車道に出ました。

松本には、いくつかの整備された里山があります。
虚空蔵山には、トイレなどの設備はありませんが、
十分山歩きを、楽しむことが出来ます。
これからは、どんどん花が咲き楽しさも増してくると思います。
よかったら、ぜひ登山靴を履いてお出かけください。
【登山者・記事　やまもと】