生誕150周年記念企画展「『木下尚江』という生き方」
松本市歴史の里には、松本出身の社会運動家・木下尚江の生家が移築保存されています。
尚江は明治2年(1869)、松本の天白町(現在の松本市北深志)に松本藩の下級武士の子として生まれました。今年で生誕150周年を迎えます。
新聞記者や弁護士、小説家として活躍した尚江は、日本で初めての普通選挙運動を松本で起こしたことでも知られるほか、その生涯を通じて人権、民主主義、平和を主張し続けました。今でこそ違和感なく受け止められる尚江の主張ですが、当時の社会の風潮・常識に反することも多く、「尚江を生んだことは松本の恥」とまで批判されることもありました。
批判され、挫折を味わいながらも、尚江は自身の信念を貫き「おかしなことはおかしい」と声を上げ続けました。
時代の先覚者であった尚江の生き方の土台を形成した、故郷・松本で過ごした日々を紹介します。
会 場:松本市歴史の里 木下尚江生家