松本の五月は新緑に包まれ特に美しい季節です。松本市街地を中心に工芸を楽しむシーズンがまたやって来ます!
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江戸時代、松本は各地から集められた匠たちがたくさん居住する城下町として栄えました。
戦後には、柳宗悦の唱えた「民藝運動」に共感した人たちによって、木工、染織をはじめ、活発な工芸品制作がこの地でおこなわれ、こうした工芸と地域との長い関わりが礎となって、1985年、5月下旬の土日に行う人気イベントが生まれました。
「工芸の五月」は、2007年にスタートしました。工芸というと堅苦しい印象もありますが、つまりは暮らしの道具や生活品のこと。
松本と工芸の深い関わりに着目し、そこに新たなエネルギーを加えようという企画です。
毎年五月を「工芸月間」とし、松本市の美術館、博物館、ギャラリーなど約70の会場において、展示がご覧いただけます。また、ストリートやギャラリー以外のお店、松本市外でも「工芸の五月」に関連した企画展・イベント・WSが多数開催されます。
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