『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』
4月27日(土)
まつもと市民芸術館小ホール
①14:30〜
アフタ-ト-ク白川昌生さん 聞き手:金井直(信州大学教員)
②19:00〜
監督アンドレス・ファイエル
キャスト ヨーゼフ・ボイス
キャロライン・ティズダル
レア・トンゲス・ストリンガリス
2017年 107分 ドイツ 配給 アップリンク
白川昌生さん
http://www.oralarthistory.org/archives/shirakawa_yoshio/interview_01.php
主催 信州大学金井直ゼミ
協力運営 NPOコミュニティシネマ松本CINEMAセレクト
信州大学生1000円均一 他料金は通常です。
白黒テレビに映し出される討論番組でフェルトの帽子を被った一人の芸術家が苛立ち、叫ぶ。「今は民主主義がない、だから俺は挑発する!」
彼の名前はヨーゼフ・ボイス。初期フルクサスにも参加し、“脂”や“フェルト”を使った彫刻やパフォーマンス、観客との対話を作品とするボイスの創造(アート)は美術館を飛び出し、誰もが社会の形成のプロセスに加わるべきだと私たちに訴える。既存の芸術が持つ概念を拡張するその思想は、世界中に大きな議論とセンセーションを巻き起こし、「社会を彫刻する」という、貨幣経済や権力に管理された社会を創造性によってつくり直そうという試みは、バンクシーを始めとする現在のアーティストにも脈々と受け継がれている。
本作は膨大な数の資料映像と、新たに撮影された関係者へのインタビュー映像で創られた、ボイスの芸術と知られざる”傷”を見つめるドキュメンタリー映画である。
ボイスの肉声やパフォーマンス映像は、30年以上前のものであるにもかかわらず、生々しく、力強い。今、ボイスの言葉たちが、時を超え、再び私たちを挑発するー (公式サイトより)