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六九・西堀

六九・西堀

六九は、縄手通りの西側、大手門前から女鳥羽川北側に東西に走る通りで、名前の云われは、通説の一つでは、江戸時代に城内武家屋敷の一町名だったようです。
西堀は、その名が示すように江戸時代に松本城の西側の惣堀の外側に南北に置かれた町で、城外武家屋敷のあった場所です。町の北端(現税務署通り)に西の馬出しが設けられ、不開門あかずのもんがありました。
明治になり西堀が埋め立てられ、その後に人が住み始めました。かつての土塁跡が、西総堀土塁公園として残されています。

昭和の戦後、西堀・六九共に井上百貨店を中心に、松本で最も賑やかなエリアでした。
井上百貨店が駅前に移転した後は、かつての賑わいはなくなり、アーケード街だった六九は、アーケードを外し高層マンションが立ちました。
最近では、クラフト作家のお店や世界的に有名なアーティストの経営するアパレルショップ、若い経営者のお店などが増えています。
5月に開催されるクラフトフェアでは、六九は「クラフトストリート」として独自の企画展などが行われて人気です。

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