創業天保3年(1832年)
松本城から徒歩5分ほど、国道143号線沿いにある店舗は、今年で189年続く城下町の老舗です。
元々は、「麹(こうじ)屋」さんだったそうです。昔はどこでも家で味噌を作っていたので、味噌を作るのに必要なこうじを作るのは、手間も技術も要する仕事です。
店内には、味噌樽に沢山の種類の味噌が販売されています。
昔ながらの「味噌玉造り製法」の味噌もあります。試食もさせてもらえます。自分の好みの味噌を選んで買うことが出来ます。
味噌の他に、裏の工場で作っている、味噌漬けをはじめとするお漬物も多数販売しています。
伝統の味噌玉作り= 日本の気候と微生物が織りなす濃厚な風味 =
<日本最古 1300年前の製法>
味噌は今から1300年ほど昔、大陸から朝鮮半島を経て日本に伝えられたとされています。
萬年屋の「味噌玉造り」というのはその当時とほほ変わらぬ仕込みで、大豆を2度熟成させる製法です。現代は煮大豆に糀と塩を混ぜその日から熟成させますが、
味噌玉造りは、煮大豆を玉状に形成し(=味噌玉という)糀・塩を入れずに3週間熟成させます。
店舗の裏手には、「松本城捨掘土塁跡」が残されています。