「地歌舞伎」とは、その土地の人が役者となり演じる歌舞伎です。今回は岐阜県の宝ものにも認定されている、東濃歌舞伎中津川保存会の皆さんによる『壽曽我対面 工藤館の場』を上演!“見得(みえ)”やセリフ、豪華な衣裳など、これぞ歌舞伎な演目です。
おひねり(紙に小銭を包んだもの)を役者が見得を決めたときにはみんなで舞台に投げ込んでみよう!
おひねり(紙に小銭を包んだもの)を役者が見得を決めた
工藤左衛門祐経(くどうさえもんすけつね)の館(やかた)には、諸大名らが祐経の冨士の巻狩りの総奉行に任命された祝席に訪れています。小林朝比奈(こばやしあさひな)は、工藤に紹介したい若者がいると、曽我十郎祐成(そがのじゅうろうすけなり)と五郎時致(ごろうときむね)の兄弟を呼び込み対面をさせます。工藤は盃をやりますが、血気にはやった五郎は工藤に父の敵(かたき)として討たれるよう迫りますが…。