特集企画「アニエス・ヴァルダをもっと知るための3本の映画」
10月2日(金) まつもと市民芸術館小ホール
アニエスによるヴァルダ
2019年(119分) 19:30~
10月3日(土) まつもと市民芸術館小ホール
ダゲール街の人々
1975年(79分) 18:50~20:10
ラ・ポワント・クールト
1954年(80分) 20:20~21:40
2019年3月29日、映画史にその名を刻む女性監督アニエス・ヴァルダがパリの自宅で息を引き取った。享年90歳と10ヶ月。前月にベルリン国際映画祭で最新作『アニエスによるヴァルダ』がプレミア上映され、舞台挨拶に登壇。元気な姿を見せた直後の訃報に、地元フランスの映画人はもちろん、世界中のシネフィルたちが驚き、その死を悼んだ。
その遺作がいよいよ日本公開を迎える。監督のみならず、写真家、ビジュアル・アーティストとして活躍した彼女の、60年以上に及ぶ創作の歴史(54年のデビュー作から、世界の映画賞に輝いた前作『顔たち、ところどころ』(17)まで)を、豊富なフッテージと本人の軽妙なナレーションで語りつくしたセルフ・ポートレイト。そのチャーミングな人柄に魅了され、彼女が歩んできた足跡に感嘆すること間違いなしのドキュメンタリーだ。
また、本作の公開に際して、ヌーヴェル・ヴァーグ誕生前夜、1954年に製作された長編劇映画デビュー作『ラ・ポワント・クールト』、事務所兼自宅を構えるパリ14区の商店街の人々の暮らしを点描した1975年の傑作ドキュメンタリー『ダゲール街の人々』の2作品も、このたび劇場初公開の運びとなった。(公式サイトより)