『月夜釜合戦』
松本市中央公民館 Mウイング6階ホ-ル
オリジナル上映16mmフィルム上映
ゲスト 佐藤零郎監督
監督 脚本 佐藤零郎
プロデューサー 梶井洋志
撮影監督 小田切瑞穂
照明 栗原良介
キャスト 太田直里 川瀬陽太 門戸紡 渋川清彦
2017年 製作国日本 配給映画「月夜釜合戦」製作委員会 上映時間115分
日本最大の「寄せ場」・釜ヶ崎(西成・あいりん地区)。戦後の高度経済成長期、炭坑で働いていた者や土地を失った農民たちが使い捨ての労働力としてこの地に集められ、日雇労働者となった。また、芸人や私娼や孤児など市民社会からはじき出された者たちも、この街に寄せ合い暮らしてきた。そんな街が、再開発の下で、いま失われつつある――
決してデジタルでは捉えられないこの街の臭いや息吹きを焼き付けるのはフィルムしかないと、困難を承知で、16mmフィルムによる釜ヶ崎オールロケーション撮影を敢行。ドヤ街の街並みをドキュメンタルに活写した。監督は『長居青春酔夢歌』(2009)の佐藤零郎。撮影過程で出会った仲間や街の人々と、 川瀬陽太・渋川清彦・西山真来らプロの俳優が共演し、『太陽の墓場』『マル秘色情めす市場』 など数々の映画の記憶を内包しながら、全く新しい人情喜劇を誕生させた。
タイトルは「月夜の晩に釜を抜かれる」という諺(月夜の晩は明るいから盗まれる心配はないだろうと高をくくっていたら、 煮炊きの必需品である釜を盗まれてしまうという事から、ひどく油断をすると一番大切なものを盗まれるという意)を元に作られた古典落語の演目『釜泥』に由来する。【人々の厳しい生活の現実をもとにつくられた痛快な喜劇として、世界各地の映画祭でも話題沸騰・上映も続々決定!】
“ポルト・ポスト・ドック国際映画祭グランプリ受賞”(公式サイトより)