常念山脈(三股~蝶ヶ岳~常念岳~前常念岳~三股) 三角縦走

レベル:
山行日: 2013.09.19
108
標高:2857m
常念山脈(三股~蝶ヶ岳~常念岳~前常念岳~三股) 三角縦走

高ボッチ高原からの眺め
歩く稜線を表示

今回紹介するコースは、1泊2日の行程です。
1日目は、安曇野市堀金の烏川林道三股の駐車場(標高約1340m)から歩き始め、蝶ヶ岳(標高2677m)に登り蝶ヶ岳ヒュッテで1泊。2日目は蝶ヶ岳ヒュッテから蝶槍(標高約2660m)、常念岳(標高2857m)、前常念岳(標高2661.8m)を通過し、三股の駐車場に戻ります。
槍ヶ岳・穂高連峰の雄大な連なりを思う存分楽しめる三角縦走ルートです。
先に言っておきますが、前常念岳から三股に下る道中が長いので非常に疲れます。
お薦めは、2日目に常念から下って常念小屋に1泊して、3日目に常念に登り返し(正確には八合目分岐まで)、前常念を経て下るほうが良いと思います。

アクセス

<マイカーまたはタクシーで>
安曇野市堀金のほりでーゆ~四季の郷を目安に松本市から西に向かいます。
ほりでーゆ~四季の郷が左手に現れますが、そこを通り過ぎ真っ直ぐにゲートのある道のほうへ進みます。道なりに登っていくと三股の駐車場に着きます。カーブが多いのでカーブミラーで確認されやすいように昼間でもライトをつけて走行することをお薦めします。
当サイト内 北アルプス 蝶ヶ岳 もご参照ください。

一日目
三股駐車場~まめうち平 2時間

三股駐車場にはトイレがあります。ペーパーもついてます。
登山口相談所駐車場から広い砂利道を15分ほど歩くと登山口に着きます。建物があり、ハイシーズンには山岳関係者がいて相談所になっています。登山届けを入れるポストがあります。別棟にトイレもあります。ここから先は、蝶ヶ岳ヒュッテまでトイレはありません。
右手に常念岳に向かう道がありますが、1日目は蝶ヶ岳に行くのでそこは素通りして前に進みます。小さな川の石の上を歩いたり、吊り橋を渡ったり、登山口近くは冒険心をくすぐられるような楽しさがあります。
力水の手前の坂は、足元に水が流れているので足を置く場所に気を遣います。前日までの雨の降り具合や雪解けの頃は水量が多くなります。
力水力水の水は飲めます。2~3年前からコップが置かれ、おいしい水をゆっくりといただけるようになりました。誰のご好意なのでしょうか?この時はコップが2つありました。登山口から力水までは25分くらいかかりました。
ゴジラの木力水から5分ほど進むと「ゴジラの木」と名付けられた恐竜のような形をした木があります。1週間前にもここを通ったのですが、目玉の表情が変わっていました。視線が左上になったので目を合わせることがなく落ち着いて休憩できるようになりました。(笑)

常念・前常念林の隙間から常念・前常念岳が見られます。明日はどんな気持ちで歩くのかな~、明日への期待を膨らませます。

まめうち平~最終ベンチ 2時間

まめうち平まめうち平。標高約1900m。
平らな広場ですが見晴らしはありません。
透ける陽射し気持ちの良い樹林帯を進みます。時々足元がぬかっていますが。
木漏れ陽が気持ちいい~。緑色の光に包まれます。
まめうち平からしばらくはゆるやかな登り坂です。傾斜がきつくなってきてから来た道を振り返ると、登ってきた時には気がつかなかった光景を楽しめます。写真ではその感動を撮ることができなかったので、自分の足で歩いて是非その光景を見ていただきたいものです。下り道だとその感動は違うものになってしまいます。振り返って見るのがいいんです!
koc140110 (7)koc140110 (8)
「悪路」という看板が出てきたらここからはさらに注意して歩きましょう。大きな石がゴロゴロとしていて歩きにくい場所です。小さなハシゴもあります。次の「悪路」の看板までの区間です。

最終ベンチ~蝶ヶ岳山頂 30分

最終ベンチ。標高約2500m。蝶ヶ岳ヒュッテまで0.9kmと書かれています。あともう一息です。
かわいい赤い実最終ベンチ
最終ベンチから20分ほどで大滝山との分岐に着きます。
北に常念・前常念の稜線がはっきり見えます。
分岐分岐近くから常念を眺める
小さくても槍!
あっ!出た!槍っ!
どんなに小さく見えてもこのとんがりを見ればすぐに槍ヶ岳だとわかりますね。
長塀山分岐長塀山との分岐からの眺めも本当に良くて、稜線に出た喜びもあり、誰もがここで立ち止まってしまいます。蝶ヶ岳山頂はここからもう少し歩きます。
長塀山分岐近くからの眺め
昭文社の「山と高原地図」のコースタイムが登山口からまめうち平までが2時間30分、まめうち平から蝶ヶ岳までが2時間20分となっています。(持っている地図が少し古いので最新版は違うかもしれません。地図は最新のものを持っていないといけないんでした。) 実際に歩いてみるとまめうち平から蝶ヶ岳までのほうが時間がかかります。山行の参考にしていただければ幸いです。
三股から蝶ヶ岳への登山道は花もたくさんあります。今回は秋だったので実がたくさんありました。
花のシーズン7月の様子はこちら→三股~蝶ヶ岳登山道状況報告(7月9日の様子)2012年の記事です。

蝶ヶ岳山頂

蝶ヶ岳山頂
この日はとてもいい天気で、周囲の山をはっきりと見ることができました。最高の眺めです!
蝶ヶ岳山頂からの眺め蝶ヶ岳山頂から常念を眺める
蝶ヶ岳は漫画『岳』にも登場します。
『岳』を読んで蝶ヶ岳に行くのも楽しいですよ。

蝶槍

蝶槍に向かう蝶ヶ岳ヒュッテから蝶槍まで、往復1時間45分。
山頂に着いたのが12時だったので、蝶ヶ岳ヒュッテで宿泊の手続きを済ませてから蝶槍に行きました。明日も蝶槍を通るのですが、雲がなく見晴らしが良い時にゆっくり眺めを楽しんでおきたいと思ったからです。
風もなく穏やかで、ただただ景色を眺めているだけで2時間以上いました。
蝶槍は大好きな場所なのですが、蝶ヶ岳に来るときは大抵日帰りで蝶槍まで来られなかったり、来てもゆっくりできずに後ろ髪を引かれる思いで帰るばかりだったので大満足です。小屋泊まりだと時間に追われなくてゆっくりできていいですね~
蝶ヶ岳山頂からの眺めと大きく変わるわけではないのですが、川と尾根の奥行きが感じられて面白いのです。特に槍ヶ岳に向かう槍沢、涸沢に行くときに通る横尾谷をまさしく鳥になったような気分で鳥瞰できるのがたまりません。
蝶槍から槍・穂高を眺める
安曇野の田んぼが黄金色に色づいているのが見えました。居合わせた女性と「主食のお米が作られているのを見ると安心感がありますね~」と黄金色の大地を眺めながらそんな話もしました。
安曇野の田園を望む蝶槍から常念を眺める
常念側から来た登山者が蝶槍に登らずに西を通る道を探していたのですが、上から見ていてもわかりませんでした。一緒に蝶槍にいた人が、「そう言えば地図に書いてあった」と言っていたのですが、私が持っていた地図でも巻き道はわかりませんでした。結局常念側から来た方は蝶槍に登って蝶ヶ岳方面に行かれました。山と渓谷社の「ヤマケイアルペンガイド 槍・穂高連峰」には、蝶槍の山頂を通らずに西側を巻いて行く道があると書かれています。私達にはわからなかったのですが、巻き道があるのかもしれません。巻き道を通る予定の方は山小屋で確認してみてください。

蝶ヶ岳ヒュッテ

ここに泊まるのは2回目です。今回も寝床がゆったりとしていて快適でした。
午後5時30分に夕食。夕暮れが気になって早く食事を済ませました。
翌日のお弁当は、夜にもらえます。
蝶ヶ岳ヒュッテヒュッテの夕食
前回はガスが巻いてしまい夕暮れを楽しめなかったのですが、今回は・・・なんだかはっきりしないうちに暗くなってしまいました。空気中の水分の関係なのでしょうか?鮮やかな夕焼けが見られなくて少し残念でした。写真は18時と18時15分ごろ。
夕暮れ月と夜景

2日目

ご来光を待つ朝早く出発しようと思っていたのに、早く起きられませんでした。
支度をしながら朝焼けが気になって外に出たり中に戻ったり、ソワソワするばかりでなかなか出かけられません。日の出前に出発の予定だったのが、日の出を見届けてから出発することになってしまいました。
赤い朝がやってきた
日の出は5時35分頃でした。西の槍・穂高連峰を赤く映し出します。

蝶ヶ岳ヒュッテ~常念岳 4時間20分

上記の時間は休憩を除いた時間です。休憩を含めると4時間45分かかりました。
寒い朝、クロマメノキに霜が降りていました。何度も歩いたことのある場所なのですが、朝早い時間に歩くと今まで見たことのない表情を見ることができて楽しかったです。
白化粧のクロマメノキ初めて見る表情
清んだ空気の風景
早朝の蝶槍からの眺め蝶槍まで45分。いつもはもっとゆっくり歩くのですが、この時はやや早足に歩きました。ちょっと眺めて写真を撮って、大好きな蝶槍を早々に発ちました。
こらから通る山々蝶槍からガクッと下り坂になります。地面は砂混じりで滑りやすく急斜面で岩もあったので、ストックを1本使い、もう一方の手で岩につかまりながら下りました。
蝶ヶ岳から常念岳へのこの道は以前通ったことがありました。燕岳から蝶ヶ岳への縦走だったので(そのときの様子はこちら→常念山脈縦走)今回は逆行です。アップダウンがいくつもあり、大変なのがわかっていたので嫌だな~と思う気持ちもあり、やや気分が落ち込みがちでした。

Aの鞍部すぐにハイマツから樹林帯に変わります。下りきったところはナナカマドとダケカンバの美しい林です。妖精が出てきそうな雰囲気。ダケカンバの黄葉が少し始まっていて気持ちも明るくなってきます。紅葉のハイシーズンにも来てみたくなるような場所です。(A)
池そこから登り、下り坂になると左手に小さな池が見えてきます。(B)
少し登った所からそしてまた登ります。秋なので花は少ないのですが、夏はいろいろな花が咲いている素晴らしい場所です。
ピークCからの眺め登りきった場所(C)からの眺め
これから通るピーク(E)と(F)が見えます。
これから向かう方向
鞍部D
鞍部(D)の登山道は気持ちの良い林の中の道です。
ハイマツの中を歩く(E)のピークは良くわからずに通り過ぎていました。地図を良く見るとピークは通らずに道がそれていました。徐々にハイマツ帯になっていきます。
(F)のピークの下辺りから視界が開けてきます。気持ちいい~!!
ここから又下って(標高差約50m)常念に登って(標高差約400m)行きます。あ~、あの坂を登れるのかな~とやや不安になります。
(G)の鞍部でお弁当を食べよう! それが励みでした。
眺めが良くなる鞍部でお弁当食べるぞ!
(G)鞍部で朝食。
お弁当の帯の絵がすごくいいです!描いたのは、名古屋市立大学蝶ヶ岳ボランティア診療班の三浦裕さん。テントを張っている人と蝶ヶ岳ヒュッテ、その向こう側には北アルプスが描かれ、山名と標高が入っていて帯が山の思い出のお土産になります。
お弁当の帯おにぎり弁当
(G)鞍部からゆっくりゆっくり岩の上を歩いて登って行きます。岩には丸や矢印がついていたのですが途中で見失ってしまい登山道よりも上に行ってしまうこともありました。見通しは良いので間違えていることにすぐに気がつくので大きく迷うことはありませんでした。
きつい登り坂ですが、疲れたときには北アルプスを眺めたり、これから行く前常念のほうを見たり、今まで歩いてきた道を振り返ったりして山並を楽しみました。通ってきた道を振り返った時に、良くここまで歩いて来たものだと自分に感心しながら、『まだがんばれるぞ!』とやる気が出てきました。
岩場をゆっくり登る前常念方面
槍・穂高来た道を振り返る
頂上を見上げるそれでも、頂上はまだかな~と何度も思います。頭上から多くの人の声が聞こえ始め、人影が見えました。あ~、あそこが頂上だ! そこから間もなく頂上に到着します。(G)鞍部から45分弱かかりました。

常念岳山頂

常念岳はどこから登っても疲れる山だな~と実感しながら山頂に着きました。
しかし、苦しさも報われます。苦しかったことも忘れてしまいそうなくらい最高の眺めです。
常念から槍穂高を眺める常念から北を眺めるこれから行く前常念
漫画『岳』に常念岳も登場します。
『岳』 第10巻第3歩 シッポとアタマ 常念岳

常念岳~前常念岳 1時間

常念岳から10分弱で常念小屋と三股の分岐(八合目分岐)に着きます。表示板があります。
注意書き分岐の近くには注意書きがありました。「注意 三股へ下山される方へ 三股まで急な下り坂が続きます。このルートには水場がありません。毎年、疲労による遭難が発生しています。体力に自信のない方はルートを変更してください。 長野県安曇野警察署・北ア南部遭対協」
ドキッとしました。体力に絶対的な自信があるわけではないけど。この看板を見てから緊張が増しました。山の達人から前常念~三股の話はある程度は聞いて来たけれど大丈夫かな~。
途中、後ろから来た人たちに声をかけて様子を聞きました。何回も三股方面に下っている人でした。「前常念岳から下る所は慎重に」とアドバイスをいただきました。
緊張が徐々に恐怖になってきて、楽しみにしていた常念~前常念の稜線歩きもドキドキ気味でした。風景の記憶がほとんどありません。頭の中は『前常念から下るとき大丈夫かな~』ばかりでした。
かろうじて撮ってあった写真。ハイマツの中を歩いたり、岩場を歩いたり。
常念への尾根の向こうに槍前常念方向ハイマツの中の道岩の上を歩く
廃道の注意書き前常念の尾根から常念小屋に行く道がかつてはあったようなのですが、廃道になっていました。その注意書きがありました。「右の道は、かつて常念小屋までのルートとして利用していましたが、現在手入れもなく、土砂の崩壊も進み、とても危険ですので、廃道とし、通行止めにしてあります。常念岳下の八合目分岐を経由して、小屋までおいで下さい。」
前常念の途中 風景
前常念付近からの眺め

前常念岳山頂

前常念岳山頂下ってきたのに山頂というのも変な感じでした。
前常念岳には一等三角点がありますが、他に山頂を表すようなものはありませんでした。
ここで携帯の電池残量が少ししかないことに気がつきました。電源を入れっぱなしにしていたために基地局探しで消耗してしまったようです。寝るときには電源を切っておけばよかったと思います。
これから私にとっては正念場が待っているというのに。いざという時に連絡がとれないようでは困るので、ここで携帯の電源を切りました。
蝶ヶ岳ヒュッテから前常念岳までに飲んだ水分は約600cc。気温が高かったので飲む量が多かったと思います。

前常念岳~三股駐車場 4時間15分

上記の時間は休憩の時間も含んでいます。
さて、これからが一番の難関です。岩に描かれた印をしっかりと見て慎重に下って行きます。ストックは使わずに両手は完全に自由な状態です。手袋着用。
石室付近前常念から3分ほど下って石室(避難小屋)の場所に着きました。しかし、極度の緊張のためか石室を確認できませんでした。山の達人からは、しっかりとした石室で冬山登山の時に泊まったと聞いていたのですが。
案内板に常念小屋まで1.5時間と書かれているのですが、三股からここまで登って来てさらに登っていくのなら2時間はみておいた方が良いと思います。
ザレの登山道ここから下にも岩があるのですが、滑りやすいザレとの繰り返しで疲れます。私はザレ場が苦手なのでストックを1本使って下りました。
目印の木途中で登ってきた人とすれ違いました。その方が、私の前に下っていた人が道を間違えていたので声を掛けたと言っていました。「間違えないようにね~」と目印になるピンクのリボンの結んである木があったのに・・・間違えました。幸いすぐに間違えたことに気がついて引き返したので良かったのですが、そこは間違える人が多いらしく踏み跡がしっかりできているために次々に又同じように間違えて入って来てしまっているようでした。戻って前方を良く見ると石にマークがつけてあるのでわかるはずなのですが、踏み跡につられてしまったのです。
アルミのハシゴを下りたところから樹林帯に入ります。
ハシゴより上アルミのハシゴハシゴより下
涼しい樹林帯歩きなのですが、木の根が階段状又は大きな段差になっているところが何箇所もあり、歩きにくく疲れます。木の根の段差にはうんざりするほどでした。
段差のある木の根階段状の根
前常念岳から1時間50分下ったところで地面に不思議なものがありました。標準点櫓跡らしいです。標高2207m。
標準点の櫓跡前常念がはるか頭上に
櫓跡から10分弱でちょっとした広場に着きます。
うっそうとしてあまり明るくはないのですが、案内板がありました。しかし、文字が消えていてよくわかりません。
案内板壊れてしまった案内
昭文社の「山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳」の前常念岳と三股の中間にある丸印のところだと思います。それに書かれているタイムは1時間30分になっていますが、私は休憩を含めて約2時間かかっていました。疲れていて参考タイムよりもかなり遅れているのではないかと判断しました。この先参考タイムでは三股まで2時間30分と書いてありました。私の足だと3時間以上かかるかな~とざっと計算しました。(実際には、休憩を含めて2時間かかりました。)この時13時40分を過ぎていたので、何とか暗くなる前に登山口に着きたいと思っていました。林の中は日没前でもかなり暗いので、できる限り早く林の中を抜けたかったのです。
夢中で歩いていました。相変わらず木の根が段差になっていて歩きにくく、足も悲鳴をあげそうでした。膝への負担を和らげるためにストックを2本使って歩きました。かなり楽になります。
迂回路分岐広場から1時間30分ほどで迂回路との分岐につきました。この迂回路は本沢が増水して通れない時に、蝶ヶ岳に向かう道から迂回して常念側に出る道です。三股までの距離がそれほど遠くないことがわかり、ほっとしました。
暗い林の中川を流れる水の音が大きく聞こえ始め、もうそろそろ登山口に出るな~と思った頃、うっそうと茂った木々の下は驚くほど暗く感じました。
注意書き三股登山口付近に常念岳八合目の分岐にあったように注意書きがありました。
見慣れた光景が出てきて三股登山口に到着。何よりもうれしかったのはトイレがあったことです。
島崎三歩 山の10か条『三歩さん、無事に行って来られました』と報告。
駐車場に着いたのは16時ちょっと前でした。林の中は暗かったのに、駐車場は明るかった~。
前常念岳から駐車場までに飲んだ水分は、約400cc。

記者の感想

alps_chiemi.gif 

2日目の前常念岳から三股までの下りが本当に大変で疲れました。足が棒になります。このルートを再度挑戦する気は、今はないです。
常念岳から前常念岳の間の眺めを充分に楽しめなかったのが心残りです。今度前常念岳に行くのなら、一ノ沢から登り常念小屋に1泊して、2日目に常念岳・前常念岳に登り、登り返してから一ノ沢に下るのがいいかな~と思っています。しかし、私は常念に登るのが苦手です。
お花シーズン又は紅葉シーズンに3日間時間がとれたなら、三股から蝶ヶ岳に登り蝶ヶ岳ヒュッテに宿泊、2日目はヒュッテから(F)のピークまで行ってヒュッテに戻ってもう1泊、3日目に蝶槍でゆっくり過ごし午後下山がいいな~と夢見ています。

前常念と常念の立体感は下山してからが一層楽しくなります。常念を南側から見た時と北側から見た時とでは表情が全く違います。「あそこを歩いたんだ~」と思うと常念・前常念が気になっていろんな角度から見てみたくなります。私だけでしょうか?
【2013年9月18日~19日 登山者・記者:アルプスちえみ】