乗鞍お花情報14

自然
Sun, Aug 5, 2007
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乗鞍お花情報14

梅雨も明けて、夏山本番です。蒸し暑い下界を抜け出して天空の楽園「乗鞍高原」へ遊びに来ませんか?
涼しくて爽やか、国道158号から県道84号へ入り、前川渡の赤い橋を渡ると空気が変わるのが分かります。約10kmで乗鞍高原の中心、鈴蘭へ到着しますが、徐々に風がひんやりと心地良くなって、晴れた日には大雪渓に残雪を抱く乗鞍岳の雄姿が木々の間から見えてきます。
そんな高原内で今週出会ったお花たちをご紹介します。
オカトラノオオカトラノオ アップ
夏に咲く花の中でも個人的に最も好きな「オカトラノオ」です。アップにすると、白い花が密集して咲いているのが分かります。弓のようにしな垂れた容姿も素敵です。
オオハナウドオオハナウド アップ
「オオハナウド」は草丈が1−2m程にもなり、生い茂った草地の中でも存在感を示しています。アップにすると、5枚の花弁のうち、外側の1枚だけが大きくなって深く切れ込み、まるで「はさみ」のような形になっていて、とても面白いです。
ミヤマシシウドコオニユリ
左の映像は「ミヤマシシウド」で、「オオハナウド」と同じ草地に咲いていました。茎のずっしりとした太さと、先端に咲く白い花の細くて繊細な感じが対照的です。
右の映像は「コオニユリ」です。より高地に咲く「クルマユリ」の仲間で、下向きに咲く感じがとてもよく似ていますが、葉が対生で多数あるので区別がつきます。
ヤブカンゾウヤマハハコ
左の映像は「ヤブカンゾウ」、ニッコウキスゲの仲間でオレンジ色の鮮やかな花が目立ちます。
右の映像は「ヤマハハコ」、ヨーロッパで「エーデルワイス」と呼ばれている「ウスユキソウ」の仲間です。乗鞍高原では真夏から咲き始め、秋まであちこちで見かけることができます。