松本城大手門枡形跡広場

歴史
Wed, Feb 14, 2018
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松本城大手門枡形跡広場

現在ある千歳橋から松本城に入るところには、大手門があり、橋の名前も大手橋という名前でした。
枡形の特徴として、大手橋を渡ると右に道は曲がりその先が小さな広場になっています。

大手門枡形

枡形(ますがた)とはお城や砦などの防御施設の一種です。城門の前面に、正面からは進入できない形の小規模な広場を設けて、敵軍を足止めして攻撃する仕組みになっています。
松本城大手門は、松本城三の丸の正面入り口として堅固な防御施設が築かれており、大手門めがけて南から攻め寄せた敵が女鳥羽川を渡っても、一旦直角に東に曲がらないと門の前面に到達できないようになっています。その直角に曲がったところに設けられているのが大手門枡形で、北側は大手門、西・東・南側の三方は総堀に囲まれており、さらに堀との境には塀が巡らしてありました。
(松本市HPより)

大手門枡形説明

店舗が閉店したのち、市に土地を譲渡し、発掘調査を終えた後、
2013年より「大手門枡形跡広場」として市民にも開放されました。

枡形跡広場太鼓まつり

1年中週末には、様々なイベントが開催されます。太鼓まつり 2017年7月

2017-12月 古市

毎月開催される「古市」撮影 2017年12月

枡形跡発掘

2012年地元向けに発掘調査見学会がおこなわれた時の写真です。
無造作に投げ込まれた瓦や石垣の石が、たくさん発掘されていました。

2012-10-30

2017年6月「松本かえるまつり」信州大学よさこいサークル和っしょいの演舞

和しょい

広場がないのは、城下町の特徴です。かつての枡形を広場として整備し、多くの市民がイベントに使用するのは、
新しい街づくりの活用の形だと思います。