ウォルター・ウェストンと上條嘉門次
話題提供 上條 久枝 さん [ 嘉門次小屋女将]
会 場 あがたの森文化会館 本館1 ― 5
九州出身で山が好きだった上條さんは、若いころは夜行列車で松本にきて、夏の北アルプスを登っていました。縁あって嘉門次小屋4代目のご主人と知り合って結婚。嫁ぎ先の上高地・嘉門次小屋の女将として忙しい山小屋を切り盛りするかたわらで、俳人として句集を出版し、支倉常長の足跡を訪ねる紀行エッセイなども著しています。
今年5月には『ウォルター・ウェストンと上條嘉門次』を刊行し、日本近代登山の黎明期を描いた書として大きな反響を呼んでいます。
その著書のなかで上條さんは「書いているうちに、はるか遠い存在であったウェストンさんの人物像が鮮明になり、また曾祖父嘉門次に対する理解が深まっていきました。ウェストンさんと嘉門次爺さんとの間に深い信頼と友情があったことを、あらためて知ったことは嬉しいことでした。これによってウェストンさんの業績と嘉門次の生きざまを知ってもらうことができたら幸いに思います」と記しています。
今回のサロンでは、上條さん自身の山との出会い、昨今の中高年層(山ガール)の登山人気、新著『ウォルター・ウェストンと上條嘉門次』の執筆動機などについて語っていただきます。
☆テーマに沿って話題提供者の話のあと、気楽に懇談。自由にご参加ください。
*情報は公式サイトより頂きました。