OMF オペラ チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」公演初日

2019.8.21
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OMF オペラ チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」公演初日

4年ぶりOMFオペラ、チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」の初日公演がまつもと市民芸術館でありました。
サイトウ・キネン・オーケストラがオーケストラピットに入り、ファビオ・ルイージさんが指揮をする話題のオペラ公演です。
今回のオペラ「エフゲニー・オネーギン」は、アレクサンドル・プーシキンの同名の韻文小説をピョートル・チャイコフスキーが作曲。彼の代表的なオペラです。
主役が二人もケガと体調不良で降板して、代わりに大西宇宙(おおにし・たかおき)さんが主役を演じました。

ラーリナの娘のタチアーナ(姉)とオルガ(妹)。収穫が終わった人々が、それを知らせに来て、陽気に歌い踊ります。

レンスキー(オルガの婚約者)が友人、オネーギンと共に登場します。

第一幕2場の幕が明けた直後、電気系統のトラブルにより、オーケストラピットの譜面灯がぱっと消えて、演奏を中止せざるを得ない状況になりびっくりしました。照明卓の電源異常と説明があり急遽休憩が入ることに。
約25分後に復旧、第一幕2場冒頭より演奏を再開しました。

恋をして眠れないタチアーナは、オネーギンへの愛の手紙を書き始めます。

オネーギンは、純粋なタチアーナからの愛の告白の手紙を読みますが、それを断り、タチアーナはショックを受けますます。

タチアーナの命名の祝いに人々が集まり、踊っています。

自分への陰口を聞いてオネーギンは自分を誘ったレンスキーに仕返しするために、オルガとダンスを踊ります。

フランス人歌手トリケの歌の余興

レンスキーは嫉妬し、オネーギンに決闘を申し込みます。

二人はピストルを持ち、オネーギンの銃弾がレンスキーに命中します。
レンスキーは命を落とし、オネーギンは恐怖のあまり頭を抱え込みます。

数年後、グレーミン公爵の館で舞踏会が開かれています。
そこに”親友を殺して放浪の旅に出ていた”オネーギンが戻ってきます。
そこに美しい女性が登場します。オネーギンはそれがタチアーナであることに気付きますがグレーミン公爵夫人になっていました。

今度はオネーギンがタチアーナに愛の手紙を書き、タチアーナははオネーギンの手紙を読んで、涙を流しています。
そこにオネーギンが現れ、彼女への愛を打ち明けます。彼女の心は揺れ動いていますが昔には戻れないと諭します。

それでもオネーギンは情熱的に愛を歌いあげますが、タチアーナは永遠の別れを告げ去っていきます。

主役のオネーギンは人生に退屈し、純粋なタチヤーナの恋心をもてあそぶ男性の役ですが、日本でのオペラデビューになった大西宇宙さんが
堂々と魅力たっぷりに歌いました。タチヤーナ役のアンナ・ネチャーエヴァの表情豊かな演技と伸びやかな歌声も素晴らしく、ほかのキャストもそれぞれとてもよくて、カーテンコールでは大きな拍手を浴びました。

そしてやっぱり指揮のファビオ・ルイージとサイトウ・キネン・オーケストラは素晴らしかったです。
それから今回のオペラの舞台も素晴らしいです。演出はロバート・カーセン、この舞台と演出は斬新で一見の価値があります。

今日の観客数:1465名
(18時35分開演/22時05分ごろ終演(途中、2回の約25分の休憩含む))

あと2回、8月22日(木)開演 15:00と8月24日(土)開演 15:00にあります。
若干当日券が出るようですのでぜひぜひご覧ください。

*今日の停電
原因は無停電電源装置が、何らかの原因で機能しなくなったことによるものだそうです。
まつもと市民芸術館は停電時でも非常用電源で客席の照明など最低限の電力が使えるようになっており、その非常用電源を制御する装置が無停電電源装置です。非常時に作動する機器のためバッテリーで動いている機器なのですが、それが何らかの原因で動かなくなり、その照明卓で操作していたオーケストラの譜面灯、客席の電気、舞台照明の一部が消える(客席の照明を上げることが出来ない)という事態になってしまいました。その無停電電源装置を経由させずに、照明卓に直接電源を供給することによって復旧し、無事に演奏再開になりました。 こんなこともあるんですねという感じで初めての体験でした。

 

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