歴史探訪 埴原城を歩く

2007.6.2
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松本はまるごと博物館。

考古学博物館近くには埴原城跡があります。
戦国時代を代表する
里山辺の林城と並んで市内で最も規模の多い山城です。

山に入る入り口には御屋敷跡があります。
ここからは市内が見渡せます。
山城への入り口には小さな木の立て札が立っています。

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上り坂は結構急なので
山登りをイメージして気を引き締めて歩きましょう。

道は尾根に沿って作られていますが、
こんな風に山を切り抜いて道が出来ているところは
門があったとされています。

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お姫様のお化粧水と呼ばれる
化粧清水。
1kmほど上流の水の尾と呼ばれる沢から水を引いています。
蟹水道と言われる溝を掘って石を敷き詰め上に蓋をした昔の水道設備です。
この山を実際に登ってみると
当時、工事するのは大変だっただろうと思います。
本日は水が殆どなく、
わずかに出ているのが認められました。

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山道を1km。20分ほど登ると
主館跡に到着します。
下から見ると石垣が残っているのが見えます。

主館跡は広く平で
その周りを馬場と思われる郭が囲っています。

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埴原城の周りには多くの古墳が見られます。
のどかな田園を歩きながら古墳探しをするのも
歴史好きにはたまらない楽しさです。

帰りは考古学博物館で出土した遺跡を是非見てください。

(市民記者 三沢)