都市空間のアングラな使い方「愛より速く」劇団どくんご公演

文化
Fri, Sep 30, 2016
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松本城の枡形跡地は、かつては「鶴林堂」という本屋さんの6階建ての細長いビルが建っていた。
鶴林堂が、閉店後松本市にビルごと土地を寄付して、隣にあった眼鏡屋さんも閉店した後
解体され、発掘調査がおこなわれ、江戸時代の堀の跡の遺跡など調査後(2012年発掘調査のレポート)
埋め立てられて、広場となった。
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城下町は、そもそも広場というものがない。
最近になり都市計画で公園など出来て、市民が憩える場やイベントを開催される場所が少しずつ増えてきた。
ここ枡形跡広場も、一般に使用されるようになったこの3年程
多くの市民がこの場所でイベントなど開催している。
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今回開催された「劇団どくんご」
1983年から公演を続けている劇団です。
日本全国テントと身一つで巡業している「酸いも甘いも噛み分けた」どぐんごならではの
ナイスな使い方に感服!
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ここまで人が入るのか?というほどすし詰めの満員御礼!の客席
どくんごの芝居には、ストーリーがありません!ではじまり
何が出るかわかわないまま
あっというまの2時間 
途中からテントの幕が外され、背景は松本のまち
自由自在に広いまちなかを芝居の舞台にしている
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面白いのは、道行く人たちの行動
不思議そうに立ちどまる人、しばらく見て行く人、知らん顔していく人
様々な行動を客席から見ていて面白い
明日も観たいなぁと思うほど面白かったけど、残念ながら松本公演は、1日限り
次回の公演先は、静岡市民文化会館 修景広場
9/30(金)  18:30開場 19:00開演
10/1(土)  18:30開場 19:00開演
*詳細は、「どくんごHP」をご覧ください。
            【市民記者  山本】